ラストからデザイン、実際の靴づくりまで一貫して自らのファクトリーで行うシューズブランド "NORIEI"。
そのNORIEIよりグルカサンダルが届きました。

つま先から足首に向けて包み込むようにレザーを編み込んだデザインが特徴のグルカサンダル。現代におけるグルカサンダルの原型とも言える、1950年代頃のフランス軍部隊に官給されていたモデルをオマージュした一足。

ディテールを忠実に再現しながらも、NORIEIらしく、木型にこだわった程良いボリューム感と履き心地を追求しています。

アッパーに使用した栃木レザーは、樹皮から抽出した天然成分を使って皮を鞣す植物タンニン鞣し、いわゆる有害な薬品を使用しない環境に優しい製法です。昔ながらのこの製法は、時間と手間のかかる工程をいくつも行い丁寧に仕上がります。

自然に鞣された革は、革の持つ表情や風合いが残り、使い込めば込むほど深い味が出て経年変化を楽しむことができます。時間をかけて漬け込まれた革は、ぎゅっと引き締まり、しっかりとした厚みはありながら柔らかさも兼ね備え、足なじみの良さにつながっています。

レザーサンダルを素足で履くと足裏にペタペタと張り付くことがありますが、中底面のレザーを船形のように湾曲させることで、この問題を解消。新品の状態からでも足に沿ったフィット感があります。さらに、甲高の足に馴染み易いよう甲部分の革の縁を薄くすき足あたりが優しくストレスなく歩行できます。歩きやすさを考慮して足首から踵は一体型のストラップでホールドされ、しっかりとフィット感があるので長時間履いても疲れにくい仕様です。

また簡素なサンダルにある内側に巻き込みインソールを接着する仕様ではなく、中底面をくり抜いてアッパーを通し、外側に出してソールと中底で挟み込み、だし縫いをかける仕様に。手間はかかりますが強度は増します。

ソールのビブラムは、適度な厚さと弾力で柔軟性がある#8338を採用。ヒールと一体化のものではなく、シート状の#8338+ヒール部分をEVAで成形し、ヒールの高さを出すことで歩行性を高める工夫が施されています。

"靴は歩行する為の道具である"をコンセプトにしたNORIEIらしく、サンダルといえど妥協はなく歩行性と履き心地にこだわった作りです。
レザーサンダルを初めて履くという方にもおすすめできる一足です。


Material : Smooth Leather
Sole : Vibram#8338

※Blackは、中敷きの色移りがあります。予めご了承ください。
※天然革製品ですので多少のシワや傷、色ムラがある場合がございます。予めご了承ください。

着用画像 スタッフ174cm 65kg US8サイズ着用

普段、コンバース&ニューバランス27.0cm、ビルケンシュトック41サイズのスタッフは、US8がちょうど良いサイズでした。
普段、コンバース&ニューバランス26.0cm、ビルケンシュトック39サイズのスタッフは、US7がちょうど良いサイズでした。

- NORIEI -
ラスト（足の木型）からデザイン、実際の靴づくりまで一貫して自らのファクトリーで行うシューズブランド。靴のファクトリーとして約半世紀ものあいだ培ってきた、技術と経験を生かした靴づくりを行っています。わたしたちは、足への負担を減らすため、厳選した素材を選び、靴の中のステッチを一本でも減らすことに情熱をそそぎ、すべての工程に対して妥協せず靴を作り続けています。その変わらない思いを持ち続けるという意味で、すべての靴に“ETERNAL MINDS”の刻印を入れています。伝統的な手法・品質を守りながらも、常に革新的な挑戦と遊び心を持ち合わせ、快適な履き心地を持った靴を作り続けていきます。